重さ数kgのナノ衛星を軌道投入するためのドローンジェットロケット機を計画しています。
名前は「Shinden-Kai Nano」です。
この機体は、地表からジェットエンジンで飛行機のように離陸し、上昇していきます。
そして、高空に達したところで機体後部の液体ロケットエンジンを噴射し、さらに高度数万mの高空へと昇ります。
機体の前部には2段式のロケットが付いており、後部機体から前部2段ロケットが切り離されてナノ衛星を軌道投入するまでの加速を受け持ちます。
後部機体を操縦するのはロボットとなり、離陸から着陸まで自動操縦となります。
また、そのロボットは風防の中に収納されます。
つまり、この機体は人が操縦しない(無人機)ということになりますので、ドローンジェットロケット機と呼んでいます。
離陸、巡航、着陸で使うジェットエンジンは、機体後部の左右に付いていますが、より高速とするために低バイパス比のターボファンエンジンとなっています。