MOMO2号機の飛行時解析で、解析領域を倍の大きさにして解析を行った結果です。
次図が、前回のMOMO2号機飛行時流れ解析の解析領域と、今回倍の大きさにした解析領域の比較図です。
次図は、解析領域を倍の大きさ、解析条件をマッハ数1.2、迎え角4°で解析した結果図です。
圧力分布の変わり方は、解析領域が小さい時と比べて機体後半部でのくさび型の圧力分布がハッキリと出ています。
次図はマッハ数の分布図ですが、なぜ機体後半部の安定翼前方付近での流れ状態が解析領域の大小で差が出たのか、それについては考えていますが現時点では分かりません。
そして次図は、機体周りに限定した流線群の状態です。
これを見ると前回(解析領域が小さい場合)出ていた、安定翼上流の局所的な速度増加領域が、今回(解析領域が倍の場合)は出ていないことが分かりました。