MOMO2号機形状モデルを使用した飛行時の機体周り流れ解析では、モデルにロケット機体材料を指定することで機体熱解析も可能となり、次図のように機体への熱流束分布や機体表面温度分布も分かります。
ただ、今回の解析結果では熱流束の値が非常に小さく、もしかすると機体材料としてのGFRP想定材の断熱効果が出てしまっているのかもしれません。
次図はロケット機体表面の温度分布ですが、1枚目と同様にあまり熱くなっていないので、解析結果の検討が必要です。
熱流束の値が低い問題は、アルミ外板への指定材料の変更での解析や、内部構造を空洞としての解析などで熱流束値の違いを確かめてみる必要がありそうです。