円筒型ケーシングのフランシス水車で、発電出力は15kWです。
特徴としては、フランシス水車に一般的に使われる渦巻きケーシングではなく、円筒型のケーシングを採用している点です。それにより製作費を抑え、納期も短縮することが可能となります。
また、渦巻きケーシングを円筒型ケーシングに変更した場合でも、効率の低下は数%に収まるため、小型水力では円筒型ケーシングが圧倒的に有利であると言えます。
さらに上図のように流量調整用のガイドベーンリンク機構を有することにより、有効落差を一定に保つことも可能となります。