この設計例は、40kg以上の積載量で1時間近くの滞空性能を持つドローンです。
プロペラの独自構成により、推力効率が高く、モーターが故障した場合の急激な墜落を防ぐ推進機設計となっています。
クアッド配置2重反転プロペラと上部の大直径2重反転プロペラにより大推力を持つドローンとしては全体直径を非常に小さく設計できています。
設計の独自性としては、クアッド配列2重反転プロペラの上部に直径の大きな2重反転プロペラを追加配置した箇所となります。
その配置効果により、フィギュアーオブメリットが高くなり、浮揚効率が上がり、積載重量の増加と滞空時間の増加をもたらしています。
下側のクアッド配置2重反転プロペラは主に機体姿勢の制御を行いますが、もちろん推力にも大きく寄与しています。
もし上部メインプロペラが停止してしまった場合でも、下部のプロペラ群が緊急出力で推力を補い、急速な落下を防ぐことが可能です。