ハイブリッド飛行機用ガスタービン発電機の内部構造詳細です。
上図の断面図は左側が空気吸込み口であり、その2重円筒部の内側が高速型永久磁石式発電機です。
そして右側が、2段遠心圧縮機・燃焼室・軸流2段タービンとなっていて、最も右側には排気口があります。
ガスタービン発電機としては、1軸式ガスタービン発電機であり、発電負荷の頻繁な変動でも慣性が大きいため安定した定速での運転が出来て安定電力を供給する発電効率の高いタイプとなっています。
2段遠心圧縮機部分では、2段で圧力比を10を出すことが出来ており、それがガスタービン全体の熱効率を高くしています。
燃焼室は折り返し式燃焼室であり、ガスタービン発電機の全長を短くしています。
2段遠心圧縮機と発電機を駆動するガスタービンは2段軸流式となっていますが、圧力比10の燃焼ガス動力を効率良く吸収可能なのは、このガスタービン発電機の定格回転数が毎分10万回転で減圧比を大きく取れているからだといえます。