燃料圧送用ポンプで、初段がインデューサーポンプとなっている高速ポンプのキャビテーション発生状況を解析した結果図です。
インデューサー羽根シュラウド側の負圧領域にキャビテーションが発生していることがわかります。
羽根シュラウド側の後退角がもう少し大きければ、更にキャビテーションが減っていたであろうと推測しています。
ただ、あまりシュラウド側入口ブレード後退角を取ると、ポンプ圧力が下がってしまうので十分な検討が必要です。
また、耐キャビテーションインデューサーポンプを横から見たものでは、シュラウド側負圧面に発生したキャビテーションがチップ隙間を通って羽根圧力面側にも回り込む様子が分かります。